消防危第106号

平成21年6月12日

各都道府県消防防災主管部長

東京消防庁・各指定都市消防庁 殿

消防庁危険物保安室長

 

地下貯蔵タンク及び地下埋設配管からの腐食等劣化による流出事故の連絡について(依頼)

 

平成20年中の危険物施設における流出事故件数は386件で、依然として高い水準にあります。平成19年中の流出事故件数と比較すると57件減少しているものの、発生原因別では腐食劣化によるものが156件と最も多く、流出事故総数るの40.4%を占めていることから、危険物の流出拡散による火災危険及び土壌汚染等が懸念されております。

このため消防庁では、地下に埋設される危険物施設に関する健全性評価手法の確立に向けた調査・研究を実施しており、平成19年度からは地下貯蔵タンク及び地下埋設配管からの腐食等劣化による危険物の流出と土壌環境や防食措置との関連性について調査を実施しているところです。

当該評価手法の確立には、より多くの危険物施設等の腐食等劣化による事故データの収集及びそのデータに基づく統計分析が必要となります。

つきましては、昨年度に引き続き今年度も下記のとおり事故発生の都度、消防庁危険物保安室までご連絡くださいますようお願い致します。

なお、今年度は、財団法人全国危険物安全協会に当該調査業務を委託しており、別添「腐食等劣化による流出事故のデータ収集フロー」の要領に基づき実施することとしておりますので、迅速かつ円滑なデータ収集にご協力ください。

また、各都道府県消防防災主管部長におかれましては、貴都道府県内の市町村に対してもこの旨周知されるようおお願いします。

 

 

1 連絡対象施設等

(1) 危険物施設等の地下貯蔵タンク

ア 給油取扱所の専用タンク

イ 地下タンク貯蔵所のタンク

ウ 製造所の取扱タンク

エ 一般取扱所の取扱タンク

オ 資料数量未満のタンク

(2) 危険物施設等の地下埋設配管

 

※ 危険物の流出について断定はできないが、流出しているおそれがある施設等についても同様にご連絡願います。

 

2 連絡内容

別紙内容のとおり。

 

3 連絡方法

別紙によりFAXにてご連絡願います。

inserted by FC2 system