消防危第228号

平成19年10月4日

各都道府県消防防災主管部長

東京消防庁

各指定都市消防長       殿

消防庁危険物保安室長

 

地下タンク及び地下埋設配管からの腐食・劣化による漏えい事故の連絡について(依頼)

 

近年、地下タンクや地下埋設配管における腐食・劣化による漏えい事故が増加し、平成18年中の漏えい事故は375件にものぼり、危険物施設からの漏えい拡散による土壌汚染等の環境汚染が懸念されております。

このため総務省消防庁では、現在、地下に埋設される危険物施設に関する健全性評価手法の確立に向けた調査・研究を実施しており、平成19年度は()全国危険物安全協会に依頼し、地下タンク及び地下埋設配管からの腐食・劣化による漏えいと土壌環境の関連性について調査を実施しているところです。

当該手法の確立には、より多くの危険物施設等の腐食・劣化による事故データから統計分析することが必要となりますが、事故データの収集に大変苦慮しているところです。

標記の件につきましては、一昨年度・昨年度に引き続き今年度もお願いするものであり、漏えいしているおそれがある施設等につきましても、別紙により消防庁危険物保安室まで発生の都度ご連絡くださいますようお願いします。

なお、()全国危険物安全協会の調査は、別添「漏えい事故発生時における対応フロー」の要領で実施することとしておりますので、調査が、迅速・円滑に進められますようご協力のほどお願いいたします。

また、貴都道府県におかれましては、貴都道府県内市町村に対してこの旨周知されるようお願いいたします。

 

 

連絡対象施設等

1 危険物施設等の地下タンク

(1) 給油取扱所の専用タンク

(2) 地下タンク貯蔵所のタンク

(3) 製造所の取扱いタンク

(4) 一般取扱所の取扱いタンク

(5) 指定数量未満のタンク

 

2 危険物施設等の地下埋設配管

 

別紙〔略〕

 

別添 漏えい事故発生時における対応フロー〔略〕

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