消防危第73号

昭和63年5月27日

各都道府県消防主管部長 殿

消防庁危険物規制課長

 

コーティング上からタンク底部の板厚を測定する測定者について

 

タンク底部にコーティングを施工した屋外貯蔵タンクのタンク底部の板厚の測定については、「屋外タンク貯蔵所におけるコーティング上からのタンク底部の板厚の測定について」昭和63527日付け消防危第72消防庁危険物規制課長通知)により運用をお願いしたところである。

同通知においては、標記測定者の要件について特に定めていないが、測定者はコーティング上からの厚さ測定が必要な超音波に関する知識を有し、使用する測定機器の正しい取扱いに習熟するとともに、屋外貯蔵タンクの構造の概略、タンク底板の表裏面の腐食形態、測定結果に対する判断及び適切な処置等に関する知識等が必要と考えられるところである。

そこで、今般、当庁の指導により、危険物保安技術協会において、これら測定者のコーティング上からのタンク底部の板厚の測定に係る必要な知識及び技能の充実、向上を図り、もつて適正な点検等の実施の一助とするため、コーティング上からのタンク底部の板厚の測定に関する講習会を開催し、受講者には修了証を交付することとした。

貴職におかれては、この趣旨を理解し、タンク底部にコーティングを施した屋外タンク貯蔵所の所有者等がコーティング上からのタンク底部の板厚の測定を行うこととしている場合等にあつては、その測定者が当該講習を受講するよう指導されたい。

おって、貴管下市町村に対してもこの旨示達され、よろしく御指導願いたい。

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