消防危第84号
昭和60年7月4日
宛 東京都
発 消防長危険物規制課長
内部浮きぶた付屋外貯蔵タンクの通気口について
問 1 通気口の容量を増大した場合の引火防止措置の要否について。 内部浮きぶた付屋外貯蔵タンクについて、通気口の容量を増大させて浮きぶた上部空間が可燃性雰囲気とならないようにした場合には、引火防止装置(40メッシュ金網)の設置が必要ないか。 2 通気口の雨除けフードの材質について。 内部浮きぶた付屋外貯蔵タンクの通気口フードは、通常鋼製が用いられているが、据付け作業、内部の目視点検の利便性等から軽量のFRP(ポリエステル樹脂系)を使用したいとの要望がある。 近隣火災からの延焼防止が考慮されている場合には、難燃材料であれば足りると考えるが良いか。 |
答
1 必要ない。
ただし、通気口の容量は、次の(1)及び(2)に適合、又はこれと同等以上のものとして判断されたい。
(1) タンクの外周4等間隔(4等間隔が10mを超える場合は10m)毎に通気口を設け、かつ、その合計面積がタンクの直径1m当たり0.06m2以上のもの
(2) 固定屋根頂部に面積が300m2以上の通気口を設けたもの。なお、設問の事項については、昭和58年3月の都道府県危険物担当者会議において、説明したものであることを念のため申し添える。
2 認めてさしつかえない。